自社ローンはやばい?怖い?デメリット7つと、やめた方がいい人(名古屋の店が正直に)
「自社ローン」と検索すると、すぐ横に「やばい」「怖い」という言葉が出てきます。それだけ多くの方が不安に思って調べている、ということです。
先に答えを書きます。やばいのは自社ローンという買い方そのものより、支払総額を見せない店です。ただ、自社ローン自体にもデメリットは7つあります。
うちも自社ローンの店です。自分でデメリットを書くのは変だと思われるかもしれません。でも契約してから「聞いてない」となるのがいちばんよくないので、うちの分も含めて全部書きます。
自社ローンとは(30秒で)
自社ローンは、車屋がお客様に車を分割払いで売る形です。信販会社や銀行をはさまず、お店が自分で審査して、毎月のお支払いもお店にしていただきます。
お金を貸すのではなく、車を分けて売る契約(割賦販売)なので、かかるのは「金利」ではなく「分割手数料」です。信販会社の審査は信用情報(過去のローンやカードの記録)を見ますが、うちは信用情報を照会せず、いまの収入と働き方を点数で見ます。
自社ローンのデメリット7つ
この7つが許せない方は、自社ローンを選ばないほうがいいです。信販会社のローンが通るなら、そちらのほうが安いです。
1. 現金で買うより高い
これが最大のデメリットです。うちの例で言うと、現金販売価格80万円のお車を分割にすると、分割手数料10万円がかかって支払総額90万円です。
実質年率に直すと24回で年15.9%、36回なら年16.2%。信販会社のオートローンは年3〜10%くらいなので、それと比べれば高いです。金額は全部表に出しています。
2. 頭金が2割必要
「頭金0円」をうたう店もありますが、うちはいただきます。90万円のお車なら18万円です。
理由は、うちがお車を現金で仕入れているからです。オークションで落として、整備して、登録してお渡しします。その代金が戻ってくるのは2年後なので、頭金がないと次のお客様のお車が仕入れられません。
頭金0円の店は、その分をどこかに乗せています。うちは分けて見せる代わりに、頭金をお願いしています。
3. お車をその場で選べない
ふつうの中古車屋さんは、並んでいる在庫から選びます。うちは在庫を持っていません。
審査が通ってから、ご予算に合うお車をオークションで探します。だから「今日見て今日決める」ができません。お渡しまで2週間ほどかかります。
ただ、これは裏返すと強みでもあります。点数が足りないときに予算を下げれば通せるので、お断りせずに済む道がもう1本あります。
4. GPSを付ける
条件です。装着料はうちが負担しますが、付けないという選択はできません。
ただし遠隔でエンジンを止める機能は使いません。何のために付けるのか、何をしないのかは契約前に説明します。
5. 支払い中は、名義がうちになる
車検証の所有者欄はうち、使用者欄がお客様です。払い終われば名義をお客様に変えます。
これは信販会社のローンでも同じ(所有者が信販会社になる)なので、自社ローンだけの話ではありません。名義の詳しい話はこちら。
6. 回数が短い
うちは24回(2年)が基本で、長くても36回です。信販会社なら60回や84回が組めるので、月々はそちらのほうが下がります。
短くしている理由は、回数が増えるほど支払総額が上がるからです。同じお車でも24回なら総額90万円、36回なら総額954,000円。3年のほうが月々は8,500円安いけれど、総額は54,000円高くなります。
逆に12回(1年)も用意していません。回数が少なすぎると、同じ手数料でも実質年率が年20%を超えてしまうためです。
7. 払えなくなれば、車を引き上げる
これはどの店でも同じですが、はっきり書きます。支払いが止まれば、最終的にお車をお返しいただくことになります。
ただし、いきなりではありません。割賦販売法第5条で20日以上の期間を定めて書面で催告しなければ契約を解除できないと決まっています。電話1本で「明日引き上げます」は違法です。
それより先に、遅れそうなときに連絡をもらえれば、やりようはあります。黙って止まるのがいちばん困ります。
「やばい」「怖い」と言われる5つの理由(店の側の問題)
ここからは、自社ローンの仕組みではなく店のやり方の問題です。身内の恥も含めて書きます。下の5つに当てはまる店は、避けたほうがいいです。
① 支払総額を見せない
「月々1万円から!」とだけ大きく書いてある店です。
月1万円でも、60回払いなら総額60万円。84回なら84万円です。回数と総額を書かずに月々だけ見せるのが、いちばん多いやり方です。
これは、法律違反になり得ます。割賦販売法の第3条第4項と施行規則第4条で、分割払いの広告には次の4つを表示しなければならないと決まっています。
- 現金販売価格
- 割賦販売価格(支払総額)
- 支払いの期間と回数
- 分割手数料の実質年率
この4つが見つからない広告は、守られていないということです。うちのお支払いのページには、この4つを全部載せています。
② 「金利0%」と書いてある
自社ローンの店は貸金業者ではありません。お金を貸しているわけではないので、そもそも金利を取れません。だから「金利0%」と書くのは、嘘ではありません。
ただ、手数料という名前で同じものを取っています。
うちの例で言うと、現金なら80万円の車を分割にすると、手数料が10万円かかって総額90万円になります。これを実質年率に直すと年15.9%です。
「金利0%」と書いてある店で総額を聞いてみてください。現金価格より高ければ、その差が実質の金利です。隠しているほうが、たいてい高いです。
③ 相場より高い車を売る
手数料を安く見せて、車両価格に乗せる手です。
見分け方は簡単で、同じ車種・同じ年式・同じ走行距離の相場を、カーセンサーかグーネットで調べるだけです。相場より20万円以上高ければ、そこに乗っています。
うちは在庫を持たず、審査が通ってからオークションで探します。仕入れ値がそのまま見えるので、乗せようがない形にしています。
④ 遅れたらすぐ車を引き上げる
ここがいちばん怖いところで、そして法律で守られているところです。
割賦販売法第5条で、支払いが遅れたときは20日以上の期間を定めて、書面で催告しなければ契約を解除できないと決まっています。電話1本で「明日引き上げます」は違法です。
GPSで遠隔からエンジンを止める、という話も聞きます。うちはGPSを付けますが、エンジンを止める機能は使いません。付ける理由と、何をしないかを先に説明します。
⑤ 断る理由を教えない
信販会社は、落ちた理由を教えてくれません。法律上そうなっているからです。
でも自社ローンの店は自分で審査しているので、教えられます。それでも「総合的な判断です」としか言わない店は、基準を持っていない可能性があります。
うちは配点を100点満点で公開しています。手取りで25点、勤続と雇用形態で20点、頭金で20点、保証人で15点、お住まいで10点。70点以上ならご希望の条件で、50〜69点なら形を変えて通します。
自社ローン・信販会社のローン・銀行のローンを比べると
| 自社ローン(うち) | 信販会社のオートローン | 銀行のマイカーローン | |
|---|---|---|---|
| 審査で見るもの | いまの収入と働き方(信用情報は照会しない) | 信用情報・年収・勤続 | 信用情報・年収・勤続(いちばん厳しめ) |
| 実質年率 | 24回で年15.9%、36回で年16.2% | 年3〜10%くらい | 信販会社より低いことが多い(銀行による) |
| 回数 | 24回が基本、長くて36回 | 60回・84回も組める | 長く組めることが多い |
| 頭金 | 支払総額の2割 | なしでも組めることがある | なしでも組めることがある |
| 払い終わるまでの名義 | うち | 信販会社 | ご本人のことが多い |
| GPS | 付ける(エンジンを止める機能は使わない) | 付けない | 付けない |
信販会社や銀行のほうが安いのは、はっきりしています。自社ローンは「そこが通らなかったとき」の買い方だと考えてください。
自社ローンをやめた方がいい人・向いている人
やめた方がいい人
- 信販会社や銀行のローンが通る人(そちらのほうが安いです)
- 今日・明日すぐ車がほしい人(審査のあとにお車を探すので、お渡しまで2週間ほどかかります)
- 月々をできるだけ低く、長く払いたい人(うちは長くても36回です)
- GPSを付けるのがどうしても嫌な人
向いている人
- 信販会社のローンに落ちた人、何年も前に一度つまずいた人
- 転職したばかりの人、パート・派遣で働いている人
- 月々だけでなく、支払総額を見てから決めたい人
- 来店せずに、LINEで先に相談したい人
店に聞く3つの質問
どの店でも、この3つを聞けば分かります。
- 「現金で買うといくらですか。分割だと総額いくらですか」——即答できない店はあやしい
- 「実質年率は何パーセントですか」——「金利はゼロです」とだけ返す店はあやしい
- 「落ちたら理由を教えてもらえますか」——「総合的な判断」と言う店はあやしい
この3つに数字で答える店なら、たぶん大丈夫です。うちの答えはお支払いのページと審査のページに全部書いてあります。
よくある質問
自社ローンは恥ずかしい?周りにばれる?
恥ずかしい買い方ではありません。信販会社に通らなかった方が、車を手に入れるための方法のひとつです。お車そのものに「自社ローン」とわかる印は付きません。払い終わるまで車検証の所有者欄がうちの名前になりますが、これは信販会社のローンでも同じ(所有者が信販会社になる)です。名義の詳しい話はこちら。
闇金とは何がちがう?
闇金は、登録をせずにお金を貸す違法な業者です。自社ローンはお金を貸すのではなく、車を分割払いで売る契約で、割賦販売法という法律の決まりに沿って行います。分割払いの広告には現金価格・支払総額・回数・実質年率を出すことも決まっていて、うちはお支払いのページに全部載せています。
取り立ては怖くない?
支払いが遅れても、法律で20日以上の期間を定めて書面で催告しないと契約を解除できません。電話1本で「明日引き上げます」はできません。遅れそうなときは、先に連絡をいただければ一緒にやり方を考えます。遅れそうなときの連絡のしかたもご覧ください。
GPSでエンジンを止められる?
うちはGPSを付けますが、遠隔でエンジンを止める機能は使いません。何のために付けて、何をしないのかは契約前に説明します。GPSの話はこちら。
では、メリットは何か
デメリットを7つ並べたので、公平にメリットも書きます。ひとつだけです。
信販会社の審査に通らなかった方でも、車が買えます。
うちは信用情報を照会しません。見ているのはいまの収入と働き方です。手取りで25点、勤続と雇用形態で20点、頭金で20点、保証人で15点、お住まいで10点。70点以上ならご希望の条件で、50〜69点なら形を変えて通します。
何年も前に一度つまずいただけの方、転職したばかりの方、パートで真面目に働いている方。信販会社の審査はそれだけで断ります。うちは、それだけでは断りません。
ご自分が何点になるかは、審査基準のページの点数シミュレーターで1分ほどでわかります。
そのために、上の7つを受け入れていただく形です。それでよければ、ご相談から納車までの流れをご覧ください。名古屋市港区小碓のリスタートオートです。来店は要りません。
リスタートオート(株式会社グラッド)
名古屋市港区小碓2-64/自社ローンの中古車販売
審査の配点を100点満点で公開し、支払総額も全部表示しています。