頭金なしの自社ローンは、本当にお得なのか
「頭金0円OK!」
自社ローンのお店を調べていると、よく見かけると思います。手元にお金がなくても車が買えるなら、ありがたい話です。
でも、総額で比べると、どうなるでしょうか。
先に結論
頭金を入れた方が、総額は安くなります。例外はありません。
ただし、「頭金0円でも買える」こと自体には意味があります。今すぐ車が要るのに、まとまったお金がない方にとっては、そこが唯一の選択肢だからです。
問題は、それがいくら高くつくかを知らないまま契約することです。
なぜ頭金0円だと高くなるのか
自社ローンのお店は、お車を現金で仕入れます。その代金が戻ってくるのは2年後、3年後です。
頭金をいただければ、その一部がすぐに戻ります。頭金0円なら、全額を数年間立て替えることになります。その負担は、どこかに乗ります。多くの場合、車両価格です。
同じ車で比べてみます
| 頭金0円のお店 | 頭金2割のお店(うち) | |
|---|---|---|
| 現金販売価格 | 850,000円 | 700,000円 |
| 諸費用 | 100,000円 | 100,000円 |
| 分割手数料 | 119,000円 | 98,000円 |
| 支払総額 | 1,069,000円 | 898,000円 |
| 頭金 | 0円 | 180,000円 |
| 月々(24回) | 44,541円 | 29,916円 |
総額で17万円の差が出ます。しかも、頭金0円の方が月々も1.4万円高い。
「月々が安く見える」からくり
ここで、もう一つの手があります。回数を伸ばすことです。
頭金0円・総額1,069,000円を36回にすると、月々は29,694円。うちの24回とほぼ同じ月々になります。
| 頭金0円・36回 | 頭金2割・24回(うち) | |
|---|---|---|
| 月々 | 29,694円 | 29,916円 |
| 回数 | 36回 | 24回 |
| 支払総額 | 1,069,000円 | 898,000円 |
| 払い終わるまで | 3年 | 2年 |
月々はほぼ同じ。でも総額は17万円違って、1年長くかかります。
「月々3万円で乗れますよ」という説明は、どちらも嘘ではありません。でも、比べるべきは月々ではなく総額です。
では、頭金をどう用意するか
① いまの車を下取りに出す
動かない車、車検が切れた車でも、値段が付くことがあります。それを頭金に充てられます。
② お車のランクを下げる
支払総額60万円のお車なら、頭金は12万円です。90万円なら18万円。車を安くすれば、頭金も下がります。
③ 2〜3か月待って貯める
毎月5万円貯めれば、3か月で15万円。急がないなら、これがいちばん安く済みます。
④ ご家族に相談する
頭金だけご家族に出していただき、月々はご自身で払う。保証人とは別の形で、ご家族に協力していただく方法です。
うちが頭金2割をお願いする理由
正直に書きます。うちの資金繰りのためです。
うちは在庫を持たず、ご契約のあとにお車を仕入れます。仕入れ代金は現金です。頭金をいただけないと、次のお客様のお車を仕入れられなくなります。
そのかわり、車両価格に上乗せしません。現金販売価格・諸費用・分割手数料を分けて、全部お見せしています。
まとめ
- 頭金を入れた方が、総額は必ず安くなる
- 頭金0円は「月々が安く見える」ことがあるが、回数が長くなっているだけのことが多い
- 比べるときは月々ではなく支払総額で
- 頭金が用意できないときは、お車のランクを下げるのが確実
リスタートオート(株式会社グラッド)
名古屋市港区小碓2-64/自社ローンの中古車販売
審査の配点を100点満点で公開し、支払総額も全部表示しています。