月々1万円で買える車は、あるのか
「月々1万円から」という広告を見たことがあると思います。
うちは、月々1万円のご案内をしていません。この記事では、その理由を計算で説明します。
先に結論
月々1万円だと、総額30万円のお車になります。仕入れ値でいうと15万円ほど。
この価格帯のお車は、買ってすぐ修理が必要になる可能性が高い。結果的に、月々2万円のお車より高くつくことがあります。
だからうちは、月々2万円からをご案内しています。
月々1万円を計算すると
| 月々 | 10,000円 |
| 24回の合計 | 240,000円 |
| 頭金(2割) | 60,000円 |
| 支払総額 | 300,000円 |
支払総額30万円。ここから諸費用(登録・整備・納車で約10万円)と分割手数料を引くと、車両価格は17万円ほど。うちの仕入れ値でいうと、15万円が上限になります。
15万円で仕入れられる車とは
業者オークションで15万円というと、だいたいこうなります。
- 年式:15年〜20年落ち
- 走行距離:12万km以上
- 車検:残り少ない、または切れている
- 修復歴あり、または外装に大きな傷
走ります。すぐ壊れるとは限りません。実際、20年落ちの軽自動車が元気に走っている例はいくらでもあります。問題は、いつ壊れるか分からないことです。
修理代が乗ると、どうなるか
| 直すところ | だいたいの費用 |
|---|---|
| タイミングベルト交換 | 3〜5万円 |
| エアコン修理 | 3〜8万円 |
| オルタネーター交換 | 3〜6万円 |
| ブレーキ周り一式 | 3〜5万円 |
| 車検(整備込み) | 6〜10万円 |
2年のうちにこのうち2つが来ると、10万円前後の出費になります。
支払総額30万円のお車に、修理代10万円。合計40万円です。
それなら、最初から総額60万円(月々2万円)のお車を選んだ方が、年式も走行距離も余裕があって、結果的に安く済むことが多いのです。
それでも月々1万円しか出せない場合
① 回数を36回にする
月々1万円 × 36回 = 36万円。頭金2割で総額45万円。仕入れ22万円くらいまで上がるので、少しましになります。ただし3年払い続けることになります。
② 頭金を多めに入れる
総額60万円のお車でも、頭金を30万円(5割)入れれば、残り30万円。24回で月々12,500円です。頭金が用意できるなら、これがいちばん良い形です。
③ カーシェアを検討する
週に1〜2回しか乗らないなら、カーシェアの方が確実に安いです。月額基本料と利用料で、月1万円以下に収まることもあります。
うちは車屋ですが、乗る回数が少ない方には正直にそうお伝えします。
うちがおすすめするライン
| 月々 | 支払総額 | お車の目安 |
|---|---|---|
| 2万円 | 60万円 | 軽自動車。10年落ち前後・走行10万km前後 |
| 2.5万円 | 75万円 | 軽自動車。年式と距離に余裕が出る |
| 3万円 | 90万円 | 軽の人気車種・コンパクトカー |
月々2万円が、実用的な下限だと考えています。
まとめ
- 月々1万円=総額30万円=仕入れ15万円のお車
- この価格帯は修理代が乗るリスクが高く、結果的に高くつくことがある
- うちは月々2万円からをご案内している
- 乗る回数が少ないなら、カーシェアの方が安い
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