中古車の走行距離は、何万kmまでなら大丈夫か
「10万kmを超えた車はやめたほうがいい」とよく言われます。
結論から書くと、距離だけでは判断できません。大事なのは「距離」「年式」「何を替えてあるか」の3つの組み合わせです。
まず、距離と年式のバランスを見る
1年に走る距離の平均は8,000〜10,000kmです。これを基準にすると、こうなります。
| 年式 | 標準的な距離 | これより少ない | これより多い |
|---|---|---|---|
| 5年落ち | 4〜5万km | 近所乗り中心 | 通勤で毎日 |
| 8年落ち | 6.5〜8万km | - | - |
| 10年落ち | 8〜10万km | - | - |
| 13年落ち | 10〜13万km | - | - |
距離が少なすぎるのも、実は手放しで良いとは言えません。長く乗らずに置かれていた車は、ゴム部品やバッテリーが先に傷みます。「10年落ち・2万km」より「8年落ち・7万km」のほうが調子がよい、ということは普通にあります。
距離で替わる部品
中古車を買ったあとにお金がかかるのはここです。
| 部品 | 交換の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| バッテリー | 3〜5年 | 1〜2万円 |
| タイヤ | 3〜5年/3〜4万km | 軽で3〜5万円 |
| ブレーキパッド | 4〜5万km | 1〜2万円 |
| タイミングチェーン/ベルト | ベルトは10万km | ベルトなら3〜6万円 |
| ウォーターポンプ | 10万km前後 | 2〜4万円 |
| CVTフルード | 4〜6万kmごと | 1〜2万円 |
最近の車の多くはタイミングチェーン(交換不要)ですが、古い車種はタイミングベルト(10万kmで交換)のことがあります。10万km前後の車を買うときは、ここを替えてあるかどうかで数万円変わります。
では何万kmまでか
予算から逆算すると、現実にはこうなります。
| 月々(24回) | 支払総額 | 現実的な距離 |
|---|---|---|
| 20,000円 | 60万円 | 8〜12万km(10年落ち前後) |
| 25,000円 | 75万円 | 6〜9万km |
| 30,000円 | 90万円 | 4〜7万km(人気の軽なら8年落ちくらい) |
| 35,000円 | 105万円 | 3〜6万km |
月々2万円で「5万km以下の軽」を探すのは、現実的ではありません。予算を上げるか、距離を受け入れるかのどちらかになります。
関連記事:月々から車を探す
10万kmを超えた車を選ぶときに見るところ
うちがオークションで車を見るときのポイントです。
- 整備記録簿があるか … 何を替えてきたかが分かります。これが無い車は避けます
- タイミングベルト/ウォーターポンプの交換歴 … 済んでいれば、むしろ当分かかりません
- 修復歴の有無 … 骨格を直した車は距離に関係なく避けます
- 車検の残り … 買ってすぐ車検だと6〜8万円の出費が重なります
- オイル漏れの跡 … 距離が伸びた車で出やすい症状です
うちは在庫を持たない注文販売なので、「距離は多くてもいいから予算を抑えたい」「多少高くても距離の少ないものがいい」のどちらにも合わせて探せます。その代わり、避けるべき車はこちらから避けます。
うちの保証
お引き渡しから3か月/3,000kmのあいだ、走行に支障のある部位(エンジン・動力伝達装置・ブレーキ・ステアリング)に不具合が出たら無償で直します。
距離の多い車ほど、ここが効きます。自社ローンでお買い上げのお客様のお車は、保証期間が終わったあとも基本的にうちで見ます。
まとめ
- 距離だけでは判断できない。年式と整備記録とセットで見る
- 目安は1年8,000〜10,000km。少なすぎる車も良いとは限らない
- 10万km前後ならタイミングベルトとウォーターポンプの交換歴を確認
- 月々2万円なら8〜12万km、月々3万円なら4〜7万kmが現実的
- 整備記録簿が無い車・修復歴のある車は、距離に関係なく避ける
リスタートオート(株式会社グラッド)
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